2013年4月10日水曜日

〇四国88札所霊場巡り、第82番・高松市「根香寺(ねごろじ)」

根香寺の歴史・由来

五色台の主峰、青峯山に佇ずむ、かつての巨刹。五つの山に金剛界曼荼羅の五智如来を感じた弘法大師は、密教修行の地とし青峯に「花蔵院」を建立されました。後に大師の甥にあたる智証大師が訪れた際、山の鎮守である一之瀬明神に出会い、「この地にある毘沙門谷、蓮華谷、後夜谷に道場を作り、蓮華谷の木で観音像を作りなさい」というお告げをうけました。智証大師は蓮華谷の木で千手観音像を彫造し、「千手院」を建て安置しました。この霊木の切り株から芳香を放ち続けたことから「花蔵院」、「千手院」を総称して根香寺と名づけられたといわれます。根香寺は後白河天皇の帰依も厚く隆盛を極めました。後に、高松藩主らにより再興され、この時に天台宗へ改宗されました。
寺には次のような伝説があります。昔、青峯山には人間を食べる恐ろしい怪獣、牛鬼が棲んでいました。村人は、弓名人山田蔵人高清に頼み退治してもらうことしました。しかし、高清が山へ入れど、なかなか牛鬼が現れません。そこで高清は根香寺の本尊に願をかけました。すると21日目の満願の暁に、牛鬼が現れ口の中に矢を命中。逃げる牛鬼を追うと2kmほど西の定ヶ渕で死んでいるのを発見しました。高清は牛鬼の角を切り寺に奉納。その角は今でも寺に保存されています。また牛鬼の絵は魔よけのお守りとして親しまれています。

〇天台宗。本尊は千手観世音菩薩。
「根香寺」は「ねごろじ」と読む。高松市街の西郊に大きな山塊が聳えていてその西端の山上に「白峯寺」があり、そこから山上を巻くようにして東端に来るとそこの山上に「根香寺」がある。海抜300mほどもあろうか、両寺とも。
↓山門・仁王門


山門を潜ると見事な石垣・石段風景が展開する。

大師堂。青い屋根・赤い柱の建物は前屋。この後ろに大師堂がある。
左側が大師堂。右の赤い建物は前屋。

大欅。枯死していた。
本堂・中門に至る最終石段。
中門から内庭越しに本堂を見る。
中門と本堂は回廊で結ばれているが、その回廊が面白い。↓これが入口。中に入ると暗闇。


写真が90度倒れている。↓ここが回廊を半周してきた出口。先ほど中門から内庭越しに見た本堂に出る。
本堂を中央にした凹字型回廊は、万体観音像で満たされている。県別に奉納されている。
本堂から中門を見る。
今度は反対側の回廊に入る。直ぐに千手観音を安置した所に来る。
ここに本尊・千手観音像が安置されている。
外から観察すると、観音堂がある。
23年に一度開帳される秘仏だそう。
回廊を一周して中門に至り、また石段を下りてくると「讃岐五景」の石碑が。そうか、この寺の石段と石垣の景色は名所だったんだぁ。
そこでもう一度見直す。
山門・仁王門も内側から見る。外から入る時は石垣はなかったのに、内側から見ると綺麗な石垣の上に建っている。
怪物・牛鬼の銅像。
そうか、牛鬼伝説は根香寺にまつわるものだったのか。
山を下る途中で撮影。眼下に高松市街地、彼方に屋島。とうとう高松市に到着した。

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