2013年4月12日金曜日

〇四国88札所霊場巡り、第83番・高松市「一宮寺(いちのみやじ)」


一宮寺の歴史・由来

創建は、わが国に仏教が伝来して約160年後という歴史を誇ります。開基は、奈良仏教の興隆の礎を築いた義淵僧正で、当時は大宝院と呼ばれ、南都仏教の一つ法相宗の普及をはじめ、行基菩薩、良弁僧正らを輩出。和同年間、諸国に一宮寺が建立の際、行基菩薩が堂宇を修復し、神毫山一宮寺に改名されました。また大同年間、弘法大師が訪れ約106cmの"聖観音" 聖観世音菩薩を彫造し、伽藍の再興にあたり、この時に真言宗に改宗されました。
この寺も同じく、天正の兵火により灰燼に帰しましたが、中興の祖とされる宥勢大徳によって再興されました。また江戸時代に高松藩主により田村神社の別当を解かれました。神仏分離の200年も前の出来事です。
この寺の本堂左手には薬師如来が祀られる小さな祠があります。これは「地獄の釜」と呼ばれ、祠に頭を入れると境地が開けるという言い伝えがあります。一方、悪いことをしていると頭が抜けなくなると言われます。
〇真言宗御室派。本尊・聖観世音菩薩。
↓裏門から入る。


 江戸時代に神仏分離した時、田村神社から移したという3基の宝塔が建っている。
 大師堂
 本堂。
 大師堂から本堂を見る。
 菩薩堂
 仁王門
 仁王像は迫力に欠ける。


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