2018年6月15日金曜日

〇6-10(日) 御嵩宿・天台宗願興寺「蟹薬師・可児大寺」。重文仏像が何と24体も護持されている

〇御嵩宿(可児市)に来たら、前に訪れたことのある大寺の前に出た。再訪するに値する寺なので山門を潜った。
 「一条天皇勅願所・伝教大師開創」という名刹。「重要文化財24体安置」という文化財の宝庫。「天台宗大寺山願興寺」人呼んで「可児大寺・蟹薬師」。「蟹薬師」の名は、土岐市「鬼岩公園」の峡谷奥の岩窟に棲んだという鬼退治の伝説にも登場する。
 〇重文本堂。
 本堂の老朽化は甚だしい。今年の四月から大修復に取り掛かる予定と聞いていたが、未だ着工していない。多分資金調達に難があるのでは。1億円は掛かるという話だった。裕福な寺ではなさそうだから国・県からの補助金の割合が大きいと思われるが、それでも自己資金は相当に要る。屋根・骨格・基礎の痛みが酷いので大修復事業はもう避けられない。着工すれば向こう3年以上は本堂の姿を拝めまい。
 ↓左・常行堂、右・宝物殿
 ↓境内の堂宇
 ↓宝物殿
 同・正面。前回ボクは宝物殿に入った。入館料は、単独の場合1000円、二人以上は500円でなかったか。中の24体の重文仏像は拝観するに値する。文化財としての仏像にはどうしても等級が出てくるが、この宝物殿の中の仏像はいずれも上等。後で前回入手した絵葉書をお見せしようと思う。
 ↓鐘楼門
 本坊入口
 〇奥の細くなっている道は、江戸時代の中山道そのもの。この街道に沿って御嵩(みたけ)宿時代の建造物が現存している。「御嵩宿」(可児市)を東に辿ると順次「細久手(ほそくて)宿」「大湫(おおくて)宿」(瑞浪市)「大井宿」(恵那市)「中津川宿」「落合宿」(中津川市)を経て「馬篭宿」に至る。


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