村の中を歩き回ること一時間、ようやく開館時刻の九時になった。家の中を開放しているのは「長瀬家」と「和田家」。長瀬家は十年ほど前、NHK総合TVで茅葺屋根の葺き替え工事の模様が放送された。現代にまで伝わる《結(ゆい)》の伝統の力。その舞台となったのがこの長瀬家。江戸時代には前田藩の御典医の家だったそう。
一階が居住空間。合掌造りの家には囲炉裏の間が必ずある。その熱と煙が二階、三階に突き抜けていく構造になっている。
二階。ここに古民具が蒐集され展示されている。その充実度は博物館の趣がある、一見の価値あり。御要望があればまだまだ見せる、撮影済みf(~_~;)
囲炉裏の真上。二階の床は囲炉裏の火の熱と煙を有効に活かせるように格子張りになっている。
三階へ
長瀬家の養蚕は三階で主になされていたようだ
養蚕用具も展示されている。が、この部門の収集は乏しい。僕としては合掌造りの家での養蚕の有り様に関心があるので、この部門の展示も充実して欲しいもの。
長瀬家は素朴で民具の展示も充実しており、一見の価値がある。
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