京都市内三条通りを東進し岡崎で東山山麓にぶち当たり、蹴上の坂を南に登ると直ぐに「将軍塚」への登り道が分岐する。「将軍塚」とは何か永らく不思議に思っていたが、青蓮院を訪ねて疑問が解けた。以下、青蓮院の案内サイト情報を要約してみた。
東山ドライブウェイの頂上に、青蓮院の飛地境内である将軍塚大日堂がある。門の中には「将軍塚」があり、また大日如来をお祀りした大日堂がある。桓武天皇が不吉な出来事が続いた長岡京を捨てて平安京に遷都するにあたって、新都の鎮護のため東山山頂に、高さ2.5メートル程の将軍の像を土で作り鎧甲を着せ鉄の弓矢を持たせ太刀を帯びさせて塚に埋めるよう命じた。これが、この地を「将軍塚」と呼ぶ由来。「将軍塚大日堂」は、将軍塚一帯の山頂にある。御本尊は平安時代に作られた石造の胎蔵界大日如来で、土中に埋もれていたものを、お堂を造り安置している。
因みに青蓮院探訪で得た豆知識を認めておく。青蓮院の「青不動」に対して、「赤不動」は高野山・金剛峯寺のもの、「黄不動」は三井寺のものをいう。
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