2015年5月24日日曜日

〇《奥の細道》紀行・奥州路(24) 石巻「日和山」

日和山は標高60.4m。歌碑・句碑が林立。芭蕉、石川啄木、宮沢賢治、志賀直哉、斉藤茂吉、種田山頭火、釈超空。
 日和山からは、「こがね花咲く」金華山は見えない。見えるように表現したのは、芭蕉の思い違いか・お得意の創作。「尾ぶちの牧」「まのゝ萱はら」などは、旧北上川の向こうに見える山並みの中にあったらしい。奥州馬の官営牧場、萱の特産地だったろう。「袖のわたり」のことをボランティア・ガイドの人に訊いたら知っていた。石ノ森章太郎記念漫画館のラグビーボールの様な銀色に光るドームを指さし、あのドームの傍に見える橋の少し上流のあたりだが、口で説明していても分らないからあのドームの辺りでまた人に訊いてくれと教えられた。これで「袖のわたり」を get と喜んだ。安直だった。
 ↓旧北上川河口。大津波の痕跡が残る。
 ↓旧北上川。津波は、橋の上流あたりには大した被害を与えなかったと地元の人の言。
 ↓松尾芭蕉句碑 山頂にある鹿島御児(かしまみこ)神社の鳥居を潜ったあたりにひっそりと立っている。
 1748年(延享5年)建立で風化している。
 《雲折々人を休める月見かな 芭蕉》
〇西行の歌 
なかなかに時々雲のかかるこそ 
月をもてなすかざりなりけり
を踏まえて作られているそう。
 ↓ボクの好きな石川啄木の歌碑を選んだ。

 《砕けてはまたかへしくる大波の 
         ゆくらゆくらに胸おどる洋 啄木》
 ↓芭蕉と曾良の銅像。奥の細道紀行300年記念

 ↓宮沢賢治文学碑


 ↓鹿島御児神社。延喜式内社


 本殿を喪失している。

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