2016年8月18日木曜日

〇《奥の細道紀行》「裏見の滝」の観察が徹底していなくて憾みが残った

〇芭蕉探訪当時の裏見の滝はすだれ状に流れ落ち、簾滝の裏側は洞窟になっていて修行者が籠れたという。そして洞窟には不動尊が祀られていたそう。ならばボクとしては折角滝まで辿り着きしかも往時は簾滝の裏に隠れていた洞窟がモロに見えているのだから、不動尊などの仏像が今も存在するかどうかを確認すべきだった。滝の前に居るときはこの事が念頭に浮かばなかった。残念。そこでせめて、写してきた洞窟(往年は簾滝の背後に隠れていた)の写真を解析してその中に何か仏像らしきものが認められるかどうかに挑戦してみることに。
↓これが洞窟の写真
 ↓洞窟内を拡大。中に石仏らしきものが在る。ボクの推測どおり・芭蕉や修行者が「裏見の滝」の裏側の洞窟に籠ったというのはここだったということの傍証になるのではないか。不動尊のようには見えないが、多分大事な不動尊像はとっくの昔に何処かに運ばれたのだろう。残ったのは値打ちの乏しい石仏だけ。

0 件のコメント:

コメントを投稿