2010年1月22日金曜日

2009年末年始「四国九州取材旅行」写真集から

年末年始取材旅行で膨大な写真を撮った。撮り過ぎて掲載写真を選別するのに一苦労。それでも多過ぎて見るのに煩雑。そこで絵になる風景写真を精選してお目にかけることにする。絵になるという絞りをかけると途端に激減する。
徳島県吉野川上流「小歩危」 朝の逆光の中で。

















「大歩危」 この左岸の崖上を縫ってJR土讃線が走っている、右岸に僕が立っているがそれは国道32号線の上、この国道は徳島から吉野川沿いに高知に至る。







































高知県土佐清水市「足摺岬灯台」


































高知県土佐清水市「竜串海岸」。芸術の神がこの海岸で鑿(のみ)を振るって大いに戯れたとしか思えない絶妙の形質の岩々が見事に配されている。巨大で奇想天外な傑作。



















































愛媛県「佐田岬灯台」。水平線に九州佐賀関半島が見えている。目の良い人なら、佐賀の関精錬所の大煙突を見る。

















蜜柑売りのおばあちゃんに出遭わなければ巡り会えなかった絶景。灯台が土台から見える。

















山口県下関市「壇ノ浦」。天空に架かる橋は「関門橋」。二体の銅像は、左が八艘跳びをする「源義経」、右が大碇もろともに海に沈まんとする「平知盛」。現代と中世が同棲している。絶妙の取り合わせで絵にもなる。













宮崎県「高千穂峡」。この峡谷の神秘的な美しさには息を呑む。芸術の神が精魂込めて仕事をし納得のいく作品を残していったという感。舟上の男女の会話がわんわん反響して聞こえてくる。




































































彫刻は実に芸が細かい、当に神技!!













































熊本県上天草市「天草松島」。宇土半島・天草五橋を伝って来るとここに来る。









熊本県天草市下島牛深海岸
絵に描いたような景色、僕好み。必ず描きに戻って来る。























































福岡県朝倉市「秋月城址」。桜が咲いたら絵になるだろう。

















大分県日田市豆田町の古家。ナイフで厚塗りをしたら面白い絵になるんじゃないか。



































大分県竹田市「岡城址」。当に「荒城の月」の世界。桜・紅葉の季節には絶景となろう。
大手門。

















三の丸の石垣。この石垣の下方は自然の地形で千丈の谷になっている。

















山口県岩国市「錦帯橋」。絵葉書的構図で実際絵を描く気になるかどうか疑問だが、有終の美として挙げておいた。
















3,900kmも走り回ってたったこれだけかと言う勿れ。一つ一つの風景が僕にとっては何物にも替えられない心の財産、その財産がこれだけ増えて嬉しい。いつかきっとこれらの風景の幾つかに溶け込んで光の指し示すままに絵を描こう。

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