明王堂の石段を下り護摩堂を過ぎると直ぐに「大乗院」に着く。「親鸞聖人御修行旧蹟」の石碑が立つ。親鸞の修行地は、西塔の「担い堂」の隣にもある。「聖人・上人(しょうにん)」とされているということは、親鸞は戒壇院で受戒しておらず、正式な僧として認許されていないことを意味する。私度僧という訳。法然も「上人・聖人」と称されるが、彼の場合は戒壇院で受戒した歴とした正式僧。しかしその地位を返上して山を下り黒谷に住した。
さらに下ると直ぐに「玉照院」に至る。道はここで途切れる。雨中ここまで辿って来るものは誰もいない。
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