2011年3月5日土曜日

3/5(土)、京都、相国寺・上下御霊神社・御所・北野天満宮・平野神社

南条SA出07:30。京都上京区「相国寺」着10:00。例の脱税管長の寺。それと今回の訪問は無関係。足利幕府が格付けた京都五山(臨済宗)は、別格最高位が南禅寺、そして一位・天龍寺、二位・相国寺、三位・建仁寺、四位・東福寺、五位・万寿寺。このうち南禅寺と天龍寺を訪ねたので自ずと相国寺の順番になったという訳。さすがに大寺。しかし、三門・仏殿など基幹伽藍を失ったままになっている。水上勉のデビュー作[雁の寺」の舞台になった塔頭寺院があった。相国寺は金閣寺・銀閣寺を従属させているので経済力・政治力は京都仏教界随一だろう。同志社大学と背中合わせ、京都御所の向かい。境内に「承天閣美術館」があったので拝観。入館料800円!高いと思うだろう。それが高くない。長谷川等伯の六曲二双屏風の水墨山水画が展示されている。圧巻。伊藤若冲の床貼り付け水墨画が二点、床の間を二つ設えて展示されている(模写だろうけど)。葡萄と芭蕉の大作二点。これも圧巻。等伯も若冲もセンスが違う。吾輩もこの程度までセンスを磨かないと面白くないf(^_^;)。このあと相国寺の無料駐車場にセレナを置いたまま、近くの上御霊(かみごりょう)神社を探訪。ついでに歩いて今出川門から京都御所・御苑に入り、丸太町通りに抜けて下御霊(しもごりょう)神社も探訪。御苑には自由に入れるが、御所には予め宮内庁京都事務所の許可を得なければ入れない。許可を申請するなんぞ、気ままな流浪の旅の精神にもとる。入って見たいが、入る機会はないだろう。幕末動乱期の大舞台となった「蛤御門」を確認。平安時代の怨霊のベスト10(正確には8かな?)を祀り鎮魂した神社を回ったとなると、怨霊の大立者・菅公を祀った神社に行かねば納まらない。北野天満宮へ。これが祭礼の様な賑わい。折しも受験シーズンで学問の神様の出番のところに「東風吹かば匂い寄越せよ」の梅の花が綻んでいるときている。北野天満宮は分厚い崇敬者層に支えられて隆盛。拝殿・本殿の見事さに圧倒された。迫力満点、ずっしりと存在感のある神社。美しい。16:30近くの「平野神社」にまで足を延ばした。西大路を走り白梅町付近に来るとこの平野神社が目に付いて一度探訪しようと思っていた。思いを遂げた。これで今日の日程は終わり。一日中好天。歩行総数21,500歩。距離数14.4km。今、名神高速・多賀SAに居る。今夜はここで宿泊。明日は柴田勝家の「北の庄城」の故地、新田義貞の戦死想定地(福井市内)などを探訪しがてら帰路を辿るつもり。(^O^)

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