大手門・裏側
↓大手門から歩いてJR線を潜ると「三の門」重文に着く。
三の門・裏側。
↓二の門跡。右端の石垣の上に二の丸跡がある。
↓二の丸跡
↓中仕切門跡
↓北の丸跡。建物は弓道場
↓南丸跡
黒門橋。正面の石垣の向こう側が本丸。
黒門橋から堀切を見る。人口の壕
↓黒門跡。この奥を辿ると島崎藤村記念館・石碑があり、「千曲川旅情の歌」の歌碑がある。この歌碑に再会するのが吾輩のお目当て。
↓黒門の反対側の石垣。本丸に至る。
いきなり本丸中心に入る。神社がある。
拝殿
↓拝殿の右奥に天守台に至る石垣・石段がある。
天守台跡
天守台から本丸を囲む石垣を見る。右側が馬場。馬場と本丸敷地は同じ高さの一平面。積み上げられた石垣で馬場と本丸が区分けされているだけ。
本丸から馬場方面へ抜ける。
馬場方面から本丸方面を見る。
広大な馬場の一部。
馬場から見た天守台石垣。天守は三層の櫓だったそう。
↓ 島崎藤村「千曲川旅情の歌」歌碑。
緑なすはこべは萌えず 若草もしくによしなし
しろがねのふすまの岡辺 日に溶けて淡雪流る
あたゝかき光はあれど 野に満つる香りも知らず
浅くのみ春は霞みて 麦の色わづかに青し
旅人の群はいくつか 畠中の道を急ぎぬ
暮れ行けば浅間も見えず 歌哀し佐久の草笛
千曲川いざよふ波の 岸近き宿にのぼりつ
濁り酒濁れる飲みて 草枕しばし慰む
歌碑にあるのはここまで。藤村・第四詩集「落梅集」所収。同じく「落梅集」所収の次の詩がそのうち「千曲川旅情の歌」第二題とされて親しまれるようになった。
昨日またかくてありけり 今日もまたかくてありなむ
この命なにを齷齪 明日をのみ思ひわづらふ
いくたびか栄枯の夢の 消え残る谷に下りて
河波のいざよふ見れば 砂まじり水巻き帰る
嗚呼古城なにをか語り 岸の波なにをか答ふ
過し世を静かに思へ 百年もきのふのごとし
千曲川柳霞みて 春浅く水流れたり
たゝ゛ひとり岩をめぐりて この岸に愁を繋ぐ
↓歌碑近くの展望台から見た千曲川風景
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