〇西国３３所観音霊場・第一番「青岸渡寺（せいがんとじ）」

青岸渡寺は和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある。那智の滝、那智大社と渾然一体をなしている。熊野・那智修験道の聖地であり、那智山は神仏習合の山だった。青岸渡寺と那智大社が画然と分離されたのは明治初年のこと。神仏分離・廃仏毀釈により青岸渡寺は一時衰退した。 山上に門前町が展開する。その一角に那智大社・青岸渡寺に至る登山道・石段がある。

石段を昇ると別れ道に来る。左を直進すると那智大社、右に折れて石段を昇ると青岸渡寺。もっとも山上で寺社は境内が繋がっている。

↓青岸渡寺・山門が見える。

山門・仁王門

本堂。天台宗。本尊は如意輪観音、秘仏。

本堂から見た那智大社・神殿。境内は行き来できる。神殿と本堂の甍が接するように並んでいる。

本堂横境内から見た那智の滝と三重塔。

鐘楼

大黒天堂

懸崖造りの信徒館、鉄金コンクリート造

納骨堂。三重塔の上に建つ。

那智の滝。右端に三重塔。

三重塔と那智の滝

三重塔

那智の滝と三重塔。この角度が一番絵になる。

青岸渡寺に参詣したら、那智大社と那智の滝にも参拝しなければ意味がない。