2012年8月3日金曜日

〇奈良市「新薬師寺」――心に残る文化財(5)

〇新薬師寺に到達する道は路地道で狭い。おまけに門前に駐車場がない。それで観光バスで来るような団体観光客が少ない。しかし、この寺の国宝・本堂に一歩足を踏み入れると‥息を呑む。受ける感動は、訪れて見ないと分らない。



国宝・本堂

↓ 本堂内部。 本尊薬師如来坐像の周囲を十二神将が守り固める。これら十三体の仏像がすべて国宝なのだ。
本堂本尊、国宝・薬師如来坐像

薬師如来の顔。瞳の大きさ・黒さがちょっと異様な感じを与える。


↓ 以下、国宝・十二神将。全国で十二神将を見て回ったが、新薬師寺のそれが最も立派。









↓ バサラ神将像

↓ 上の神将像の表面にわずかに残された化学物質・色素を分析して、コンピュータグラフィク技術を駆使して3D画面で表現したらこのような極彩色のバサラ神将像となった。十二体全部がこのような極彩色に輝いていたと想像すると目が眩む。

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