2019年12月8日日曜日

★奥の細道紀行 第206章 村上市葡萄「葡萄峠}(芭蕉が越えた峠)

曾良随行日記』 『○二十八日 朝晴。中村ヲ立、到蒲 □(名ニ立程ノ無難所)。甚雨降ル。追付(おっつけ)止(やむ)。申ノ上刻ニ村上ニ着、宿借テ城中へ案内。』
〇「到蒲□」は、曾良が日記をつけるとき漢字が思い浮かばなかったので不審のままメモしたものと思われる。本当は「到・葡萄」だろう。葡萄の在所は今もある。問題は大沢から葡萄に至るルート。道中に葡萄峠があったという。そこで葡萄峠を探索。




↑↓左のルートを行くと「この先1.2km明神様」と案内が出た。いよいよ「峠道らしく」なってきた。
↓ここが峠のように見える。さしづめ葡萄峠か。
↓ボクの推測はドンピシャリだった。地図の中央に明神岩がある。左下に葡萄トンネルがある。その中間に葡萄峠がある。上の写真はまさに地図で示された葡萄峠で写したもの。
〇地図の明神岩から右上端の大沢に向けて旧道がある。今は廃道然としている。これが芭蕉が歩いた旧出羽街道。芭蕉と曾良は大沢から大沢峠を越えて(峠に茶屋があった)明神岩に出、さらに葡萄峠を越えて朝日村に出た。そして村上まで歩いて宿をとった。

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