2011年4月1日金曜日

4/1(金)、もう四月、今日は金曜だから勿論週末旅行に出る。

今日が四月一日であることに夕方まで気付かなかった。例年事務所の山崎さんを、見え透いた嘘で一泡吹かせてきたが(そんな嘘にまんまと引っ掛かってくれるその単純さが嬉しくて)、今年はその行事をしないことにした。「東電福島原発の格納容器の一つがとうとう爆発して原発に人間が近づけなくなり六機全部が制御不能になった、あとは破滅を待つのみだぁ」といった体の最悪の嘘しか思いつかない末法的時代に日本が陥ってしまって、せめて四月一日と雖も一つの嘘も吐かないで清らかに過ごしたいと思った。
吾輩は精進修行し浄らかで大きな人間になって、そのような者にして初めて達成できる仕事を成し遂げて死なんとぞ思う。誰も到達したことのない独自の芸術家になって死ぬ。そのためにこの日本で見るべき程のものは総てこの目に収めてかかる。週末に長躯全国津々浦々或いは深山渓谷に分け入るのは酔狂の為せる業ではない、それが本来の吾輩の人生そのもの。この頃、深く感銘を受けた仏像の幾つかを描き出したいという欲望に駆られる。そろそろ平日の余暇に画面に向かってみようか。取り組み出したら逐一画面の進捗状況をブログに上呈するのでお楽しみに。
先週末の「浄瑠璃寺」「岩船寺(がんせんじ)」の探訪で、南山城地方に見るべき古刹が幾つもまだまだあることを知った。日本文化は真に奥深い、裾野が広い。日本人のセンスは実に卓越超然としている。四季が廻り多彩な変化に富んだ風土、その底にある気象気温の千変万化、流水と緑の森に恵まれた国土、それらがそれを育んできた。日本人はその豊かな自然環境を大切にしなければ。恵まれていることを自覚し、感謝しなければ。
今週も進路を西に執る。山崎さんが「まさか今週も旅に出るわけじゃないでしょうね」と失言したので、「まさか」と言うな「勿論」と言えと釘を刺して旅費をせしめた。一日一万円、〆て三万円の旅。

0 件のコメント:

コメントを投稿