2011年4月8日金曜日

3/19(土)、京都「六波羅蜜寺」

「六波羅蜜寺」は真言宗智山派。山号は補陀洛山。本尊は十一面観音。開基は空也上人。西国33箇所第17番札所。

江戸時代までは大伽藍を擁したが、明治維新の廃仏毀釈を受けて大幅に寺域を縮小。現在境内は大変狭くなり、堂宇は本堂・弁財天堂と宝物収蔵庫のみとなっている。

境内が狭くて本堂の全容を撮影するアングルがない。
弁財天堂
本堂とその前に立つブロンド製十一面観音立像。このブロンド像、御本尊の国宝・十一面観音立像と似ているらしい。御本尊は秘仏で本堂奥の厨子に納まり、開帳は辰年にたった一日だけ。12年間で数日しか拝顔するチャンスがない。吾輩はもう絶望的、生涯逢えない、と思っていたら「月照院の見仏」というブログに何とその御姿を撮った写真が載っていた。何でも六波羅蜜寺の前を通りかかったら運好く特別開帳というのをやっていたそう。その御姿と較べると確かにこのブロンド像は全体像としては似ている。



本堂正面
秘仏「国宝・十一面観音立像」(ブログ「月照院の見仏」より引用)
以下はすべて重要文化財。「六波羅蜜寺」は境内伽藍こそ貧相になったが、伝来する豊富な仏像諸像の格調の高さはかつての寺格を示している。宝物館は必見。
空也上人立像。上人が「南無阿弥陀仏」の六字名号を称えるとそれが六体の小仏となって口から溢れ出たという。
伝・平清盛公坐像
地蔵菩薩立像

地蔵菩薩坐像
薬師如来坐像

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