今熊野観音寺は御寺・泉涌寺の直前に位置する。西国33所第15番霊場。後白河上皇は熊野行幸を生涯33回に亘って敢行されたが、京都南にあった上皇御所に近く東山山腹にあったこの寺を京における「新那智山」と号し「今熊野観音寺」と称して信仰された。因みに近くにやはり後白河上皇が崇敬した今熊野神社があり、そこには上皇が熊野から移植させたという楠が大樹となって森を形成している。
門
大講堂。現代建築で美術史的価値はない。
本堂
本尊は十一面観音だが、秘仏で見ることは出来ない。代わりに同じ姿をされているという前立ち十一面観音像を拝める(「今熊野観音寺」案内パンフより引用)
大師堂。弘法大師を祀る
医聖堂。医界に貢献した多くの方々が祀られている。
境内に武見太郎・元日本医師会長の銅像が立っているのも医聖堂建立の趣旨との関連か。
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