2019年6月20日木曜日

〇4-27(土) 鳥取県琴浦町「船上(せんじょう)山」

〇「船上山」はまことに奇怪な山である。越前海岸の東尋坊を、伯耆の山上に持って来たと考えれば正鵠を射ている。成立ちも組成構造も同一(火山岩の柱状節理)。




 ↑「船上山(616m)は、‥‥約百万年前の古期大山火山活動で形成された山である。特に高さ100m以上の屏風岩といわれる柱状節理による絶壁は四季を通して美しい。古来より大山寺・三徳山と並び山岳仏教が栄えた地として知られ(伯耆三嶺)、平安時代前期に金石寺(こんしゃくじ)が創建された。この寺の梵鐘が国宝として福岡県早良町の西光寺に現存する。そして、建武新政前夜の元弘3年(1333)‥に後醍醐天皇は名和長年に奉ぜられ、金石寺に入られ3日間の合戦で北条勢を破り、その後、奥の院北側に仮宮が造営され(推定)、船上山に約80日間安在された。その後の金石寺の変遷は不明である。そして室町時代後期‥に智積寺が創建された。しかし中世の戦乱により安土桃山時代末期には船上山三所権現(現船上山神社)を残してすべての寺坊は山下に離散した。現在智積寺は以西の竹内にある」

 ↑「‥‥この屏風岩の南端に、勢いよく流れ落ちる雄滝と雌滝があり、この二つの滝を総じて千丈滝と呼ぶ。‥‥」
  
 ↓船上山の南側に回って来た。千丈滝。中央と右側に二筋


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