2012年9月13日木曜日

〇ボクは仏教徒じゃない。のに何故執拗に寺院を巡り仏像を拝むのか。

(1)、ボクの寺院巡り・仏像拝みは相当徹底している。熱心な仏教徒だからではない。仏教については日本人なら知らねばならぬと考えて知ることに努めてはきた。が、実は知れば知るほど仏教徒ではなくなる。ボクが寺院を巡り仏像を拝むのは、それらが文化財的価値を醸し美術品として関心を呼ぶ対象だからだ。飛鳥・奈良・平安・鎌倉時代に仏教に宗教的情熱を燃やし崇敬の誠を注ぎ込んだ往時の芸術家・文化人達の創作物がそこにあるからだ。往時の寺院建造物・仏像の中には文化財・美術品として現代にも通用する最高傑作がある。それは、日本人の魂が生み出した結晶であり、人類の至宝たり得る。そのような文化財・美術品を探し求めてボクは寺院巡り・仏像拝みの旅をしてきた。そして全国を旅し名の有る寺院建造物・仏像をほぼ見分した。ボクが讃嘆した寺院建造物・仏像を精選して後日紹介しようと思う。しかしその前に、寺院建造物・仏像を鑑賞するためには、それらを生み出した仏教宗派の思想を理解しないとデクノボウの鑑賞になる。寺院建造物・仏像は仏教思想の体現だから。仏教とは何か、仏教の宗派は如何にして発生したか、これを論ずることに踏み込まないとボクの全国寺院行脚は価値を失うので論ずるしかないが、これはこれでここ三年余の流浪の旅の総体よりも難事業。しかし敢えて挑戦し、適宜旅行中蒐集した写真を貼り付けていかねば。

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