熊谷市・妻沼聖天山は利根川のほとりにある。渡河すると足利市が近い。
図に見る通り盛況な寺院。
正面口
喜惣門。重文
奥に進むと別に仁王門がある。この門を守護するのは天部の神将。
↓「齋藤別当実盛」像。開基者だという話。開基は1179年と伝わる。齋藤実盛ははじめ源氏の重要御家人だったが、平治の乱後平家に付いた。以後平家一筋に忠義を励み、木曽義仲に北陸・倶利伽羅峠の戦いで敗れ、加賀小松で討死にした。安宅関近くにその首を洗ったという池がある。洗ったところ黒く染めていた髪が白くなったという。実盛は70歳過ぎの老武者だった。平家物語に出てくる有名な場面。
中門
仁王門
石舞台。奥が拝殿。
石舞台・左に大師堂。
奉納子供相撲大会が開かれる。この子供相撲、由緒があって、そのことは「国宝・本殿」を見分して彫刻を見て回ると分る。子供達が相撲を取って遊んでいる場面が彫刻されている。
拝殿
拝殿・唐はぶの彫刻。
↓ 越後のミケランジェロ・石川雲蝶の鯉・龍の彫刻と見比べてみると面白い。雲蝶の勝ち。迫力が違う。
↓木戸で700円を払って板仕切りの中に入らないと、以下の写真は撮れない。拝殿の側面。
↓ 左側に「国宝・本殿」が続く。本殿の完成は宝暦10年・1761年。本尊は歓喜天・聖天尊で、建久8年・1197年鋳造の銘がある。国重文。
↓「国宝・本殿」裏側。
↓ 国宝本殿の後ろに神社が建っている。拝殿から見て左端に天満宮。
真ん中に五社神社。有名・無名の神社が五つ。
右端に三宝荒神社。
〇国宝仏殿に祀られているのが歓喜天・聖天さん。その背後に存在するのが神社。妻沼聖天山は仏教(仏・菩薩的仏教)の臭いがしない。密教・それも神仏習合色の極めて濃い密教寺院。
↓ 横手の公園に多宝塔と鐘楼がある。
2012年10月10日水曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿