国宝本殿の裏側に回る。
↓高価な甕の中に落ちた子供を持主が甕を割って救い出した場面。中国に多いモチーフだそう。
↓裏側の壁面の彫刻。これが面白い。
真ん中で布袋さんと恵飛須さんが碁を打っている。夢中になり過ぎて両側で子供達が商売道具を玩具にして遊んでいるのにも気づかない。碁の盤面は、当時の碁のプロの棋譜通りに碁石を並べて彫ってあるそう。
左側の絵。布袋さんの担ぐ袋に子供達が乗ったり口をいじくったりして遊んでいる。
右側では子供達が、恵比須さんの釣竿・糸を引っ張ったりして遊んでいる。
↓床下の彫刻も面白い。
床下真ん中の彫刻。子供達が川遊びに夢中。
〇さらに次の本殿側面に移る。
↓唐はぶの下の彫刻。親孝行者の水甕の水が酒に変わった場面。
拝殿との接合部分。
こちら側の壁面の彫刻も面白い。
↑↓ 弁財天(左)と吉祥天(右)が中国双六に興じている。それを毘沙門天が観戦している。いつもなら足下に踏みしだいている赤鬼が自由になっていることに気付かない。それをいいことに赤鬼は右側にいる娘達に手招きを送っている。面白いから見においでという感じ。
↓ 床下の彫刻も面白い。
左側では、子供達が相撲を取って遊んでいる。これが境内に「子供奉納相撲場」をこしらえてある所以だろう。
真ん中では、子供達が雪だるまを作って引いて遊んでいる。
庇・軒を支える木組み。写真が90°寝ている。
縁側・廊下・床を支える木組み。
床を支える猿。猿が無数にいる。
2012年10月10日水曜日
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お疲れさまでした (^ー^)ノ 色彩が豊かで賑やかですね~そういえば、中華街にこんな賑やかな感じのお寺!?なかったけ?
返信削除そうそう、パンダの名前決まったそうですよ。『優浜』ちゃんです。残念ながら、私の発想には優の字は全く浮かびませんでしたよ(+ヘ+)
この国宝・本殿、修理に12年、費用は14億円もかかったそうやけど、修理中に建材に墨書があるのが見つかりそれで建造年代が特定されて(江戸時代中期だったかな)国宝指定に繋がったらしいよ。修理前は色が剥げて見る影もなくくすんだ本殿だった。それがわずかに残った色の痕跡を頼りに復元したらこんな派手になった。確かに横浜中華街の雰囲気だね。中華街のお寺は見たことないけど、多分こんな感じだろうね。大工は、日光東照宮を作った棟梁たちの子孫らしい。
返信削除赤ちゃんパンダの名前募集の事、ボクはすっかり忘れていた。自分から応募を言い出しておいて、ボクって無責任なヤツだね。ボケかな(+_+)。