山岡荘八「徳川家康」・講談社文庫本を手にし出した。今夜、第一巻を読み終えた。約500P。大脳・海馬が耄碌したので最初は登場人物の把握・記憶がうまくいかず情けない思いをしたが、段々調子が出てきた。面白くなってきた。当分旅に出ても夜を持て余す心配はない。何せ全部で26巻もあるのだ。歴史小説から大きくはみ出している。全編空想による脚色が利いている。
先日、故遠藤周作の「イエスの生涯」を読んだ。本は厚くない。旧約聖書の怒れる神・罰する神に代わって、愛の神・神の愛を説いたためにイエスはイスラエルの民から見離されたという解釈。神の愛・愛の神の存在を証明するためにイエスは従容として十字架についたと観る。新訳・旧約聖書をどれだけ深く読み込んだものか、それを覗わせる作品。
2012年10月18日木曜日
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