2013年9月3日火曜日

〇「風浪宮(ふうろうぐう)」。福岡県大川市。

風浪宮(ふうろうぐう)は、福岡県大川市にある神社。代々阿曇氏が祭祀を司る。
祭神は、少童命(ワダツミノミコト)三座(表津少童命、中津少童命、底津少童命)、息長垂姫命(おきながたらしひめのみこと、神功皇后)、住吉三神(表筒男命、中筒男命、底筒男命)、高良玉垂命
神功皇后三韓征伐からの帰途、192年に筑後国葦原ノ津(大川榎津)に寄った時、阿曇連磯良丸(あずみのむらじいそらまる)に少童命(ワダツミノミコト)を祀らせたのがはじまりで、千八百余年の由緒を持つ。地元では「おふろうさん」の名で親しまれている。
現在の本殿は戦国時代の筑後国柳川城主の蒲池鑑盛の再建によるものであり、本殿と石造五重塔は国の重要文化財に指定されている。
↓川沿いに一の鳥居が建っている。
 鳥居を潜った参道。
 参道の横は「大川公園」と呼ばれる公園になっていて、広く市民に開放されている。




 二の鳥居
 鳥居を潜ると、神門が見える。
 手水舎。

 摂社・祇園社
 神門


 神門前の池

神門を潜ると、拝殿が見える。
拝殿
↓「阿曇蓮磯良丸」の像。磯良丸は少童命を祖神とする海上族の首長。神功皇后の三韓親征のとき、志賀島に召されて軍船を整え海上指揮を執ってその大任を果たした航海熟達の海士。この像は磯良丸が長年海底の宮に住んでいたので身体中海藻や魚介類が取りついていたという魁偉なる風貌を彫ったもの、だそう。
拝殿・左と本殿・右

本殿、重文。風浪宮を探訪した目当ての第一が、この重文・本殿を拝観する事。室町前期の建造。
塀の隙間から撮影。
同上
本殿

境内の摂末社







この神社を探訪した目当ての第二は、この赤いお堂に護られている五重石塔・重文を拝観する事。
重文・五重石塔、室町後期。



↓この大楠には圧倒された。巨木には随分お目にかかったが、これはまた別格。



〇これで、肥前佐賀・筑後国の一宮・重文社寺探訪の一日が終わった。翌日は水俣に向かった。

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