書写山ロープウェイに乗って山頂へ。乗務員ら全員の礼儀正しさの徹底ぶりに感心。また乗りたくなる。 眼下に山陽自動車道。遠方中央の山の向こう側に姫路城があるそう。
山頂ロープウェイ駅から歩き出す。尾根道だが登りなので結構顎が出る。それを癒してくれるのがルートの途次の道端に点々と立っている観音像。これが凝っていて西国33霊場の本尊全部が揃っている。それもかなり似ていそう。順番を数えて行くと、不思議なことに27番だけが抜けていた。不始末なッ、と思いながら歩いて最後の33番に辿り着いたら、その後に一際大きい観音像が坐っていた。それが書写山・円教寺の本尊・如意輪観音像だった。27番が抜けていた意味に合点がいった。書写山・円教寺こそ西国33霊場第27番札所だった。
鐘楼がある。 尾根道からの眺め33観音のお出迎えのお蔭で 顎を出すことなく山門に着く。 山門を抜けると幾つかの塔頭寺院がある。これは、壽両院 十妙院。円教寺住職の住居 弁慶のお手玉石。弁慶は書写山で修業したという伝承がある。 湯屋橋。本多忠正の修理にかかる。忠正は姫路城に着任早々書写山に登り参詣した。ところが全山の堂宇伽藍の荒廃ぶりに驚き、一門家中を挙げて修理にあたったという。 三十三観音堂。ここにも西国霊場の33観音が祀られている。精巧ではないが。 摩尼殿。本堂にあたる。本尊は如意輪観音、秘仏。
多聞天立像・重文 摩尼殿本尊・如意輪観音坐像。摩尼殿は何度か焼失した。昭和に再建されたとき、この新本尊も制作された。
驚いたことに焼失を免れていた厨子の中からこの古い如意輪観音像が発見された。
2011年5月23日月曜日
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