週末にかけて連休に入ったと見えて早朝から車・人の出入りが多い。
姫路北郊・書写山「円教寺(えんぎょうじ)」に向かう。登頂を念願していた寺。09:00発のロープウェイに乗る。08:30始発で15分毎に出ている。山上駅から仁王門までの登り坂の苦痛を和らげるため西国33所霊場の御本尊が順番に路傍に並べられている。これまで公開本尊や秘仏本尊写真を見てきたので分ったのだが、これらはかなり精巧な似姿。秘仏もすべて並んでいる。六波羅蜜寺の秘仏観音もいる。これは好いやと全部収録したが、怪訝だったのは27番が欠けていたこと。後で気が付いたが、27番は書写山・円教寺だった。標高300数10メートル山上の大講堂・食堂・常行堂がコの字型に並んでいる有名な境内大空間に辿り着いた時は圧巻。奥の院は工事中で覆い屋の中。下山したとき、念願の一つを果たした満足感があった。ロープウェイの従業員一同の礼儀正しさには感心させられる。乗って見る値打はこれだけでもある。
次に兵庫県加西市「法華山・一乗寺」へ。西国33所霊場第26番札所。山中深くの谷間にあるが、標高は高くない。国宝・三重塔をはじめ、重文級の堂宇が並んでいる。ここも本尊は秘仏。
さらに兵庫県加東市「御嶽山(みたけさん)清水寺(きよみずでら)」に脚を延ばす。標高500mの山上に私設の有料道路を拓いている。石垣と花が綺麗。シャクナゲの花を撮影。
清水寺ヘの道中「国宝・朝光寺(ちょうこうじ)」の案内表示を目にしていた。夕刻5時に滑り込めるかどうかという頃に今日最後の探訪に赴く。ところが国宝本堂は工事中で覆い屋の中。国宝本堂を擁する寺にしては不思議に寂しい佇まいの寺で門限がありそうにない。無住かと思ったが、どうやら向かいのピカピカの二寺院(総持院・吉祥院)が交代で住職を務めているらしい。裏に「つくばねの滝」があり仁王門はこの滝に向いている。村の道路に表門が背を向けている。参道は人家の全くない川沿いの陽の差さない藪道。こんな国宝寺院もある。
権現湖PAに戻ってきて宿泊。御嶽山から舞鶴方面に向かうか、姫路に戻るか迷った末。
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