2011年5月4日水曜日

5/4(水) 有田・陶器市。陶祖・李参平の慰霊祭に列席

有田の街に到着したのは午前九時20分過ぎ。九時半から歩行者天国が始まるところでギリギリ小学校校庭の特設駐車場に滑り込み、セーフ。しかし午後四時半まで出れないことを覚悟。吾輩がわざわざ肥前・有田まで遠征してきたのはいつかTV画面で見た絵になる夢の様な風景があるんじゃないかと思ったから。一つは、トンパイという窯の煉瓦の廃材を積んだ塀が累々と続く光景。しかし期待は外れた。トンパイ塀は所どころに散在するが、絵になる構図を形成する所は一つもないことが判明。二つは、泉山磁石場とはどんな風景かという関心。話は飛ぶが、朝鮮の役に際して鍋島藩に拉致されてきた陶工「李参平(いさんぺい)」が九州一円を調査し遂に有田泉山に良質の磁石を発見し、日本初の陶磁器を焼いた。これが有田焼の発祥。李参平は陶祖として有田では神格化され「陶山神社」に祭られている。その陶山神社の山頂に李参平の大きな石碑があり、その前で100年前から陶器市の最中の5月4日に慰霊祭が厳修されてきた。その慰霊祭に吾輩も神の導きで列席した。午前10時から11時まで。佐賀県知事が直々に出席していた。考えてみたら有田焼は佐賀県の基幹産業、知事が出席を重視してもおかしくない。それに韓国福岡総領事、韓国陶業組合長も出席していたし。さて泉山磁石場のことだが、それは街の外れにあった。一山が掘り尽くされたその残姿は異様で感動的、山が一つ陶磁器と化して世に出た。しかし絵になる風景ではない。結論は、有田に絵になる景色はないということ。陶器市であちこちの店で六、七点買った、安物だけど。昨夕英彦山から日田に向けて山中を南下していたら小石原(こいしわら)焼の窯元が並んでいたので、そこでも五、六点買った、安物だけどf(~_~;)。買い過ぎたかなぁ。宿代かけてないからいいか。今「金立(きんりゅう)SA」、佐賀と鳥栖の間。本当は今日中に吉野ヶ里遺跡に行き前回の探訪で時間切れになった部分を見学しておこうと思っていたんだが、有田の歩行者天国に引っかかって時間を潰し過ぎた。それで今日のうちに一気に本州まで戻ろうと思っていたんだが、このSAの次が東背振ICで、そこで降りると吉野ヶ里遺跡がまるで近い。金立SAで泊まるか、先に進むか、目下分らない。夜になったら走り出すかも。何せ連休なので渋滞がひどい。

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