東金堂・国宝。五重塔の隣にある。 ↓薬師三尊像。中央の薬師如来坐像は室町時代の作・重文。両脇侍の日光・月光菩薩は白鳳時代作・重文。近年、薬師如来の坐している基壇の下から丈六仏の仏頭が発見された。白鳳時代の仏頭。この仏頭の主の薬師如来像と脇侍の日光・月光菩薩像の三体は、南都が1180年に平重衡の焼打ちに遭い興福寺の東金堂も東大寺の大仏殿もろともに炎上焼失したあと1186年に東金堂が再建されるとき、飛鳥・山田寺の講堂本尊だったものが移してこられた。それが東金堂がまた焼失し薬師如来像の首から下が燃えて無くなった。日光・月光菩薩像は無事だった。薬師如来像は室町時代に新作されたが白鳳仏の仏頭の行方は知れなくなった。それが今ある薬師如来像の基壇の下から発見されたという訳。
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