
↓厨子の中、向かって左に千手観音立像・重文。
胸に合わせた両手の手首を肇めすべての臂の手首を欠損している。同様にすべての 臂の 手首・腕先を欠いた広隆寺宝物館の巨大な千手観音像にはトルソーとしての芸術作品性が溢れているが、ここの2体の欠損仏像にはただ痛ましさがある。
この後、さらに湖岸に近く西野薬師堂にまで脚を伸ばした。ここもやっぱり無住で連絡先に電話して案内者に薬師堂と観音堂の鍵を開けて貰わねばならない。今度こそ携帯なしではさし当たり連絡の手段を発たれている。しかも午後3時半で4時の閉館時刻までに時間がない。遂に今日の観音巡りは西野薬師堂の所在地を確認するだけで幕引きとなった。


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