2011年11月3日木曜日

〇11/3(木、文化の日)、駒ヶ根市天竜川東岸「火山(ひやま)」

今日は陽が高くなっても雲が厚くて光が乏しく、大気が湿気を帯びて色彩に乏しい。道の駅から見る山脈は、中央アルプスも南アルプスもグレイトーンで感動がない。ともかく絵を描く予定地の駒ヶ根市東岸「火山」に来た。
↓ リンゴがたわわに実っている。信州らしい。
何度も描いた風景・構図。全く色彩がなく描こうかどうか迷った。結局写生を諦め、今日は探訪の日にすることに。しかし、この色彩の風景を眺めながら、風景写生というものの本質を思い起こさせられた。遠景や中景は大気の一環なのだ。目は決してモノとは見ていない。昨秋以来風景画を描かず、丸一年日常生活者の目で手近のモノしか見てこなかったので、風景画家の目をまるで失っていた。この旅で描いた絵は二枚ともひどい、絵になっていない。実は今日描かなかったのには、自己嫌悪による無気力化の影響も多分にある。
柿の色が加わることによって新発見された風景・構図。
上田市別所温泉の安楽寺「国宝・八角三重塔」が十月一杯で修理を終えて公開されることを聞いていたので、そこを目標に火山を後にしたら街道沿いに垣根一面に青い朝顔?を咲かせている家があったので、セレナを急停止させてカメラに収めた。どう見ても朝顔だがこの季節にまさか‥
伊奈から岡谷に出、和田峠の下をトンネルで一気に通過して丸子を経由して上田に向かった。途中別所温泉の表示があったのでそちらにハンドルを切った。安楽寺は別所温泉の市街地にある。

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