2011年11月17日木曜日

〇「国宝・十一面観音立像」大特集(六)《聖林寺》

多武峰・談山神社(祭神・藤原釜足)に続く岡の上に建つ聖林寺(しょうりんじ)。遠景に霞む山は三輪山。平野の左端に「箸墓古墳(卑弥呼の墓と伝説されている)が見える。↓  三輪山


↓ 箸墓古墳


聖林寺・本堂。「国宝・十一面観音像」はこの中にはいない。本堂の本尊は、巨大で真っ白な石仏地蔵。


国宝は、本堂の左横を抜けて山中に少し入った観音堂「大悲殿」に安置されている、回廊で繋がっている。


以下、絵葉書から引用。

















以下、聖林寺発行A4版写真より引用。







岡村印刷工業撮影カレンダーより引用。 白洲正子著「十一面観音巡礼」撮影・小川光三より引用。

観音寺の観音像と種々重要な点で類似性のあることが指摘され、同じ工房で制作されたのではないかと推測する説が有力。この観音像は元来は三輪山を御神体とする大神(おおみわ)神社の神宮寺の本尊だった。それが明治維新の神仏分離・廃仏毀釈に遭って打ち捨てられたものを神宮寺と御縁の深かった聖林寺に移したという事歴がある。

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