2011年11月20日日曜日

〇城郭特集・付録 《熊本城》

熊本城公園となっている三の丸から望む長大な「百間石垣」。右端の建物が西大手櫓門。中央に見えている建物が天守閣、その左に小さく見えているのが副天守閣。左端が宇土櫓。
長大堅固な百閒石垣。加藤清正公が築いた。清正公は普請・作事の名人だった。明治10年西南戦争が勃発したとき、薩軍は熊本城を血祭りに挙げて東京まで攻め上ろうとしたが、谷干城指揮下の鎮台軍が守備して落ちなかった。薩軍は攻略を断念して北上し、植木・田原坂で国民皆兵徴集軍と激闘を重ねた末に敗退し九州山地中央部を彷徨しながら南下して生き残り部隊が鹿児島に戻った。この城の攻略は、刀槍や銃器では到底無理。

右から天守閣、副天守閣、宇土櫓。

右から天守閣、宇土櫓、副天守閣。

西大手櫓門に至る道。櫓門は左にある。

西大手櫓門

櫓門を潜った城郭内。左の土塀は先ほどの写真に見る長大石垣の上に建っている。

土塀と西大手櫓門

宇土櫓。この石垣の前面は深い濠。この濠が本丸前面を防御する「西出丸」を画している。

宇土櫓と石垣。石垣の見事な曲線美には惚れる。 武者返しと呼ばれる曲線。



濠を渡って西出丸城郭内から宇土櫓を見ている。逆光。

宇土櫓郭から天守閣に至る通路を辿る。

天守閣を裏側から見る広場に出る。順光

副天守閣・裏側

天守閣・裏側



天主閣・正面に至る通路

天守閣の側面を通る。

本丸御殿の下を潜る「くらがり御門」(本丸への通路)に向かう。

本丸御殿の下の「くらがり通路」。ここを通らないと本丸に上れない。

左端に本丸への出口が見える。建物は新築なった本丸御殿。

天守閣・正面。逆光



副天守閣



最初の写真の長大な「百間石垣」が、西大手櫓門ヘの通路を跨いで延長されている石垣。延長の先に「桜の馬場」がある。

延長された石垣が桜の馬場で直角に折れる角にある櫓。

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