2010年9月10日金曜日

8/16(月)、法隆寺(一)

信貴山を探訪した後、吾輩は予定外の行動に出た。法隆寺を訪れた。何度も訪れているが、どうしても行きたくなった。やはり法隆寺は別格の寺だった。その端正で盤石なフォルムはどう見ても一つの思想の表現であり、その思想の美しい響きが吾輩には心地好かった。それにしても暑かった。暑くても法隆寺の美しい安定感は暑さを忘れさせた。法隆寺に立つと、現代美術の奇想奇抜を衒う有様は屁の様なものに思えてくる。千数百年前にこの寺を建てた大工や工芸職人は大芸術家達だった。
法隆寺の偉大さは国道から折れて南大門に至る長い松並木の見事さに現れている

南大門・国宝


南大門を潜り中門・仁王門へ

中門(仁王門)・国宝




先ずは西院西端の国宝探訪。
これは「三経院(さんぎょういん)」国宝・鎌倉時代。聖徳太子が著した三経義疏(さんぎょうぎしょ)をここで講義する。この建物の後方が「西室(にしむろ)」。


「西円堂(さいえんどう)」国宝・鎌倉時代。薬師信仰の霊場


西円堂から見た五重塔

西院伽藍の回廊の内に入る、有料。
《金堂》このフォルムの流麗さと安定感の素晴らしいことッ!これが千数百年前の建造物だというのだから奇蹟。聖徳太子の心と姿はかくありなんと思わせる。



《五重塔》国宝


《経蔵》国宝

《鐘楼》国宝

《中門》国宝を内側から見る

《講堂》は補修中で写真にならない。

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