2020年2月21日金曜日

★奥の細道紀行 第294章 長浜市木之本「木之本地蔵院」

〇木之本宿に泊った芭蕉が「木之本地蔵院」に参詣しなかったとは考えにくい。
↓ 「‥木之本地蔵尊御縁起抄 ‥天武天皇の御時、難波の浦に流れ着かれたのがその御本尊であって‥‥夜な夜な難波の浦に金光を放たれたという。‥‥帝の御意により、奈良薬師寺の開山〇蓮上人が勅命を受けこの尊像を奉持して有縁の地を求めて、当時より諸人往来の激しかった北国街道を下って来られた時、丁度柳の大木があったのでその下に御仏体を下ろされて御休息になった処、再びそこから動こうとはせられず、前にもまして金光を放たれた。辺り一面光明に包まれ、病に伏せし者は治癒し、災難に見舞われし者は難が消除したという。‥‥「この光こそ衆生救済、諸南諸病を遁れ願い成就し給う光なり、この地こそ地蔵菩薩の有縁の地なり」と伽藍を建立せられたのがそもそも現木之本地蔵院の草創なり」
〇木ノ本の街に入ると目立つのが地蔵院
↓本堂

↑↓本堂横に大きな地蔵尊が立っている
↓「木之本地蔵院・鎮守」
神社が境内にある
↓「戒壇巡り」がある
↓戒壇巡りの入口。善光寺の戒壇巡りを思えばいいのだろう
↓本堂の背後に阿弥陀堂入口がある
↓正面・阿弥陀堂、左・式台(玄関)
↓本堂を背後から見る
↓中央・式台(玄関)、左・本堂裏側
↓庫裏
↓阿弥陀堂。石碑には「国寶・阿弥陀如来」とある。「国寶」は旧国宝で、今でいう重要文化財
↓重文・阿弥陀如来像が安置された厨子。仏像はお前立ちだろう
↓ダキニ天
豊川稲荷のダキニ天を招来したらしい。豊川稲荷は神社ではない。曹洞宗寺院。ダキニ天は仏教の護法善神

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