2019年11月6日水曜日

★奥の細道紀行 第159章 山形県新庄市「盛信(渋谷黒兵衛)邸跡」

曾良随行日記』『二日 昼過ぎより九郎兵衛へ被ㇾ招。彼是、歌仙一巻有り。盛信。息、‥‥』

〇芭蕉は新庄で俳号《風流》(渋谷甚兵衛)宅で二泊した。その風流の本家筋(兄)にあたる黒兵衛宅跡を探訪した

「九郎兵衛」は、風流の本家「渋谷九郎兵衛で、俳号は「盛信」。新庄第一の富豪だったそう。芭蕉は「盛信」亭に招かれて歌仙を巻いている。
〇「歌仙一巻有り」というのは、
 御尋に我宿せばし破れ蚊や  風流
 はじめてかほる風の薫物   芭蕉
 菊作り鍬に薄を折添て     孤松
 霧立かくす虹のもとすゑ    ソラ
に始まる七吟歌仙のこと。この時、別に、
 盛信亭
 風の香も南に近し最上川  翁
を発句とする三つ物もあったそう。
↓市街地の真ん中に、盛信亭跡の石碑が立つ
 「芭蕉遺蹟盛信亭跡」と読める
↓ 山形銀行新庄支店の傍に建っている。支店は新庄市役所の近くにある。
 ↓支店の向かい奥に新庄市民プラザがある。


 ↓市民プラザに芭蕉句碑があるというので尋ねた。
 《風の香も南に近し最上川》 芭蕉翁

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