2019年11月7日木曜日

★奥の細道紀行 第160章 新庄市本合海(もとあいかい)「芭蕉、最上川川下り乗船場」

曾良随行日記』 三日 天気吉。新庄ヲ立ち、一リ(里)半、元合海(もとあいかい)。‥‥(合海より禅僧二人同船、清川ニテ別ル。毒海チナミ有り(★註))。一リ(里)半古口ヘ舟ツ(着)クル。‥‥。舟ツ(継)ギテ、三リ(里)半、清川ニ至ル。酒井左衛門殿領也。此の間ニ仙人堂白糸ノタキ(滝)、右ノ方ニ有り。‥‥
★註 「毒海チナミ有り」。乗り合わせた禅僧二人のうち一人は毒海と云い、芭蕉は従前の顔見知りだった。チナミ(縁)が有った。世間は狭いと思わせた
〇本合海に着いた。↓中央の白い崖の所で最上川が大きく屈曲してUターンする。山は八向山


 ↓本合海大橋。この橋の右側を下ると直ぐに最上川の本合海・大屈曲がある。
↓最上川がUターンしているのが見て取れるだろう。上が下流。
↓左端に、本合海大橋が見える。
↓「矢向大明神」鳥居
 ↑↓赤鳥居の向かいの崖の中腹に矢向神社がある。祭神は日本武尊。

↓下流から本合海のUターン箇所を見る。右側からUターンして流れてくる。




〇舟便を利用したのは、本合海~清川間24kmほど。途中、「古口」で舟を乗り継いだ。その古口は、「道の駅・とざわ」から少しだけ下流に行った所にある。
↓ 「道の駅・とざわ」 戸沢村にある。何もかもが韓流にイカレた建物で構成されている。名付けて「ももかみの里・高麗館」
↓地元農家の農産物は片隅のプレハブ小屋に押し込められている。名付けて「とざわ農楽市」
 ↓道の駅から眺めた最上川の屈曲。古口は、この屈曲で水速を落とした下流にある。この辺りから鳥海山が綺麗に望める
↓「最上川ビューポイント選定地点・元禄二年六月三日、芭蕉と曾良はここから清川まで舟で下る」と書いてある

 最上川。川は向かいの八向山にぶつかって180度の大屈曲をする。橋は国道47号線(陸羽街道)。
〇 「史跡俳聖松尾芭蕉翁乗船之地」





↓最上川と八向山

 ↓「グリーンやまがた110景・最上川と八向山」

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