2019年11月29日金曜日

★奥の細道紀行 第195章 鶴岡市「小波渡(こばと)・中波渡・大波渡」

曾良随行日記』 『○廿六日 晴。大山ヲ立。酒田より浜中へ五リ近し。浜中ヨリ大山へ三リ近し。大山 より三瀬へ三里十六丁、難所也。三瀬より温海へ三リ半。此内、小波渡・大波渡・潟苔沢ノ辺ニ鬼かけ橋・立岩、色々ノ岩組景地有。未ノ尅、温海ニ着。鈴木所左衛門宅ニ宿。‥‥』
〇三瀬から釜谷トンネルを潜って南下し海岸線を行くと、小波渡(こばと)、中波渡、大波渡、堅苔沢(かたのりざわ)の漁村が続く。芭蕉と曾良が辿った通り。「波渡」とはいかにも物騒で不気味な地名。恐らく古来冬場の荒れる日本海に苦しめられてきた漁村だろう
〇釜谷トンネルを潜り、小波渡地区に入る


 ↓小波渡の旧道。次の地図を参照(下の太い道がバイパス国道7号線で、その上の細い道が旧道)。芭蕉は多分この道筋を辿った

 ↓「小波渡陸橋」

↓右端に陸橋が見える。漁港舟揚場を跨いでいる
↓右端にハリアーがいる
 ↓国道7号線
 ↓三瀬・鶴岡方面

 ↓温海・村上方面
 漁港付近の海岸
 ウミネコの巣

中波渡(なかばと)地区

 ↓ウミネコの巣



大波渡(おおばと)地区

〇何の変哲もない海岸線だが、芭蕉と曾良がその脚で辿った道だと思えば尊い

0 件のコメント:

コメントを投稿