2010年6月23日水曜日

伊能忠敬記念館(3)

伊能大図






シーボルト事件関係者に対する判決。忠敬の江戸における天文学の先生・高橋至時(よしとき)の子・景保は「存命候らわば死罪」とされている。江戸追放が多い。

シーボルト著「NIPPON」。伊能図に基づき日本が正確に地図表現されている。



坂道の測り方

象限儀

交会法(距離の誤差補正の方法)

半円方位盤

鉄鎖。距離を正確に測る、縄などでは伸び縮みする。





測食定分儀。日食や月食を観測する道具。


伊能忠敬が精密な日本地図を作り上げることができたのは、天体観測により観測地を正確に地球上に位置づけることができたから。緯度は、象限儀で北極星などの星の高度を測って求めた。経度は、日食や月食を測食定分儀で観測し、その時間を垂揺球儀で測って算出した。忠敬測量隊はこの作業を、日中地上の測量を終えた後、夜半まで熱心に行った。

象限儀・中


観星鏡(天体望遠鏡)

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