2010年6月29日火曜日

6/26(土)、越前勝山《平泉寺白山神社》

《平泉寺白山神社》には驚かされた。中世の神仏習合遺跡がほぼ廃墟となって散在しているのかと思っていたが、とんでもない。確かに古代から中世に栄えた48社36堂6000僧坊と称された一大宗教世界は見る影もなく原野や森の下に埋もれている、しかし白山の神の鎮座する社は奇跡的に残存していた。中世に一向一揆に襲撃されて堂宇伽藍僧坊のすべてが灰燼に帰した、その当時の神域の風韻をそのまま現代につたえながら。勿論当時の社殿はない。が、森や苔、それらが醸し出す神韻は脈々と今に伝わっている。古代の神社はかくありなんと思わせる、奇跡の神社。雨の中の探訪だったが、素晴らしい日となった。






























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